1型センサー対決?!RX100m6とFZH1を比べてみた
どうもQです。
前回の記事に引き続きRX100m6のお話し。
ちなみ前回の記事、今回と被る部分がございますがご了承ください。
2019年、ディズニーパーク最強カメラRX100m6を買ってみた[動画追加] - Q-life
RX100m6で撮影
人間比べなくてもいいと思いつつ比べてしまうものということで、タイトル通り以前私が愛用していたFZH1と新しく買い替えたRX100m6で比較しようと思います。
念のため申し上げると私のカメラの使用範囲はほぼ東京ディズニーリゾートと偏っています。そのため一般フィールドで撮影する方とこだわる点が異なる可能性がございますので予めご了承下さい。
また、本記事では映えた写真も期待しないように。あくまでもカメラの比較でPCを用いた現像とかになるとまた違う話になってしまうので。
FZH1とRX100m6とは
共に1型センサーと比較的大きめなセンサーを搭載したレンズ一体型カメラです(高級コンデジとか色々呼ばれてる)。
FZH1はパナソニックから発売されてる機種で35mm換算で24-480mmのレンズを搭載してます。競合としては同社のFZ1000II、ソニー RX10m4、 RX10m3、キヤノンのG3X(これだけは個人的にお勧めしない)です。
一方RX100m6はソニーから発売されている小型軽量ながら高倍率のズームレンズを搭載したコンデジ。競合はパナソニックTX1、TX2(ライカC-LUX)。
大きさ
まず大きさ
FZH1
RX100m6
入れ替えて導入した関係で横並びの写真はありませんが言葉で表現します。
FZH1は側から見ると一眼レフ中級機のようなゴツさ。大きくグリップも握りやすいです。ぱっと見だとかなり重そうなのですが、一眼レフと違い本体部は軽く、レンズ側に重さが集中しているため持ってみると意外と軽い印象。それでも1kgあるため大きくて重たいことには変わりないです。
一方RX100m6はそのままだとズボンのポケットに入るサイズ感。重さも大体300gと小さくて軽いです。
以外メーカー仕様引用
FZH1
外形寸法(突起部を除く)
幅 約137.6mm x 高さ 約101.9mm x 奥行 約134.7mm
質量
約966g(本体、バッテリー、メモリーカード含む)
約915g(本体)
RX100m6
外形寸法(幅×高さ×奥行、CIPA準拠)
101.6x58.1x42.8 mm
質量(CIPA準拠)
約301g(バッテリーNP-BX1、“メモリーカード”を含む)/約274g(本体のみ
ズーム
FZH1は24-480mm(35mm換算)
RX100m6は24-200mm(35mm換算)
またiAズームや全画素超解像ズームで倍の焦点距離まで使用可能ですが、画質は多少劣化するのであくまでも非常用です。ちなみ私が使用してきた中ではFZ1000だけはiAズームでも画質劣化をあまり感じませんでした。
さて本筋に戻ります。
この望遠の差がどのくらいの差かと言いますと、なかなか説明に困りますが。。
東京ディズニーシーでハーバーショーを撮影するには200mmでは静止画、動画共に全く距離が足りません。
凄く雑に言ってしまうと200mmまでの場合、しっかりと場所取りをし撮影しないとまともな画が撮れません。しかし、480mmあればショーが見れさえすれば望遠で無理矢理そこそこな画が撮れます。例えば所謂キャラアップの隙間産業なんかは人の間から望遠で狙って撮る訳ですから。
以下には望遠側で撮影したものをまとめました(全部撮って出し)
作例
FZH1
イッツクリスマスタイムは一回も抽選に当たらなく外野から鑑賞したのですが、480mmあるとミラコスタ下から手を伸ばしてこのように撮れました。一眼レフだとこうは扱えないので。
また、一番下のはザンビ横の階段から座った状態で撮影。
RX100m6
これ以降デジタルズーム。ちなみに下3枚は同じ上の画像と同じ場所から撮影。
ハマればまぁ許容範囲といった感じ。
動画
ここの部分は想像より大きいです。
まあFZH1がデジカメの形をした動画機という言われ方をしているようなしていないような。リトルGH4と言われているだけあってかなりの実力差を感じました。
メーカー仕様から引用するとものすごく長いので、簡単に。
FZH1はMOV, MP4, AVCHD形式で基本制限無しで撮影可能です。またマイク端子とイヤホン端子の両方が備わっています。
更に、レンズのズームが動画を意識した仕様になっております。
一方RX100m6はMP4(XAVC S), AVCHDで29分59秒まで撮影可能(4Kは5分)。内蔵マイク頼りになります。個人的にはインテリジェントアクティブでシューティンググリップVCT-SGR1を使っても気を使わないとブレやすいです。ここは模索中。
作例
両方Tip-Topイースター3回目公演をザンビ前で立ち見最前列にて撮影。色味はともかく画質の差や手ブレの感じ、望遠差もわかりやすいかと思います。( RX100m6の色味はPP弄ったりと研究中なので)
FZH1で撮影(編集なし)
RX100m6で撮影(編集なし、ND4使用)
ちなみに上のを編集したもの
FZH1も横に振るとカクツク瞬間がありますが、RX100m6に比べるとまだ滑らかな気がします。
そしてカメラ内でのキャプチャもFZH1の方がやりやすいです。FZH1では真ん中のボタンでキャプチャ出来るのに対し、RX100m6では一度キャプチャの画面(モード?)にしないといけなく、また一コマずつ見れないのも面倒。
FZH1
あえて厳しいシーンから。
RX100m6
画質
動画画質は圧倒的にFZH1の方がいいです。
静止画に関しては好みもあるかと思いますが、解像感はRX100m6の方があります。とはいえFZH1も200mmくらいまではかなり良かったので引き分けな感じかと。もはや好みの問題。
高感度耐性はRX100m6の方が一段くらい良いです。
作例
FZH1
RX100m6
食べ物撮りはRX100m6の方が体感的にしやすいです。
機能・その他
まずボタン類。
FZH1は大きい事もありFnボタンが5つと多く、またダイヤルからも登録モード(3つ登録可能)が呼び出せました。更にタッチパネル操作の部分にもFnが登録できるようになっていました。
一方RX100m6にはFnのようなカスタマイズするためのボタンがありません。その代わりなのか殆どのボタンの機能を割り当て直すことが可能です。
またFZH1同様に登録した設定を呼び出すダイヤルもあります。設定できる数は本体に3つ、そしてSDカードに4つです。SDカードの方はフォーマットすると当然消えてしまうので注意が必要です。
次にAF。こちらはRX100m6の方が静止画、動画共に早く、特に夜の動画ではFZH1だと迷った挙句復帰まで時間がかかっていた部分がRX100m6ではしっかりと追従していたのが良かったです。
逆にFZH1はAF位置を横一列のみなどカスタマイズできたのが良かったです。
また手振れ補正は写真ではRX100m6、動画だとFZH1の方が強いです。
あとはFZH1にはボディ内RAW現像があるのに対しRX100m6にはありません。意外と個人的にはこの機能、重宝してたので後継機にはついて欲しい。Sonyは絶対つけないでしょうけど。
最後に比較じゃないけど操作面というかRX100m6で気になった部分。
RX100m6で素早くボタンを動かすと反映に時差が生じること、またイマイチスマホと連携してカメラを操作する方法がわからないこと(スマホ転送はわかりやすいんですけどね)。
まとめ
この記事の初めの方にも軽く書いたのですが、一方は重量級のオールラウンダー、もう一方は軽量ながらも全部入りな機種とこの2種はそもそも比べるようなものではありません。
しかし、それでも私が購入する際は調べて比べた上でFZH1からRX100m6に買い換えました。それは軽量ながら1型センサーと高倍率ズームを搭載した機種だったからというのが大きいです。
そしてその買い換えた結果はまぁ満足かな、という感じ。やはり望遠は足りず、動画は劣るものの軽くて写真画質が良いというのは有難い。
私の場合、写真と動画の割合が3:7という感じで動画がメインではあるのですが買い換えたことに後悔しつつも、今のところFZH1を買い戻そうという考えには至っていないので、一年間はとりあえずRX100m6をメイン機として使用していくつもりです。
もしこれが9割以上動画の人は間違いなくFZH1から買い換えてはいけません。ちなみに個人的な使用感としてはGH3と比べFZH1の方が動画に関しては良かったと思ってますし、RX100m6はGH3に動画画質が劣るものの手振れ補正は似た感じで操作性は優秀といった感じです。
長々と書いてみましたが、どちらも高いけど素晴らしいカメラです。
もし同じように悩んでる方がこの記事を見つけて、その方の後押し出来ていたら幸いです。
FZH1のサイト
DMC-FZH1|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)| Panasonic
RX100m6のサイト