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ディズニーとカメラが好きな記録人

舞浜的カメラ選びとiPhoneX

どうも、Qです。

 

今回のテーマはカメラ選びについてと、iPhoneXのカメラ性能について。

 

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iPhoneXで撮ったドクター・ストレンジのフィギュア

 

私自身、現在iPhoneXを使用しているのですが、実はこれが初iPhoneで、かつ購入に至るまでかなり悩みました。

 

当初、私は新しいスマートフォンとは別に、比較的小型でどこにでも持ち運べる小型カメラを探していました。小型で写真も動画も撮れるウェアラブルカメラのGo ProやRX0が候補に挙がるも最終的にはスマートフォンも必要なんだしiPhoneXだけ買えば済むのではと思い思い切って購入。約半年間使ってみて思うことを色々書いてみます。

 

iPhoneX自体は散々いろんなところにレビューがあり、今更な感じはありますが、ディズニーパークでの使用ということを中心に今回もお話ししたいと思います。

 

iPhoneXとは

もう今更だとは思いますが、リンゴのマークでおなじみAppleから販売されている高性能スマートフォン

 

カメラとしてみると、レンズは広角4mm, f1,8(35mm換算で28mm)1200万画素、望遠は6mm, f2.4(35mm換算で52mm)1200万画素と明るいレンズを搭載。そのため、レンズスペック上は暗いところでも綺麗に撮影できます。更に4K60pが撮影出来る事も魅力的です。


画質とは?


ここでは一度、カメラに詳しくない人向けに、用語の前提を確認していきます。


そもそもよく耳にする画質が良いとは、具体的にどういうことなのでしょう。インスタ映えの様にぱっと見綺麗なこと、大きく背景がボケて被写体が浮き出して見えること、はたまた木や細かい部分がきっちり解像していること等、この画質が良いという言葉には様々なニュアンスが混ざっています。


そして、この画質を語る上でよく出てくる言葉があります。画素数です。

よく勘違いされることが多いのは、画素数が多いほど画質が良いということ。これは少し違います。


そもそも画素数とは何なのか?

素数は、写真を構成する点の数を表しています。この点の数が多いと高画素となります。つまり画素数が多い→写真を構成する点が多いため、情報量が多いということなのです。そのため画像を大きく拡大しても、しっかり写っていることが高画素のメリットです。


情報量が多いということは結局画質も良くなるのではないか、と安直に考えてしまいがちですが、実際のところ綺麗な写真を見て『この写真は点の数が多くて綺麗だ』とは普通ならないですよね。


また、万が一レンズがあまり良くないと高画素ではレンズ側のアラが見え、せっかくの高画素を活かせず台無しにしてしまうということもあります。


更に高画素では被写体ブレ、手ブレがシビアにもなってきます。


なので、基本的には素数にこだわる必要はありません


要するに高画質を構成するのは画素数ではないのです。


画質の構成


デジタルカメラにおいて画質を構成するもの。それは主に3つあります。


1つ目はレンズ。レンズは最初に景色をとらえる一番要の部分。つまり他がどれだけ良くてもレンズ以上の画質にはならないのです。


2つ目はイメージセンサーフィルムカメラでいうところのフィルムにあたる部分です。レンズから受け取った情報を記録するもの。一般的にはセンサーが大きいほど大きいボケを演出したり、暗い場所での使用でもノイズが出にくいなど、いわゆる画質が良くなると言われますが、その分カメラ本体やレンズが大きく重くなります。


3つ目は画像処理エンジン。ざっくりいうとカメラ内のソフトウェアです。これによって画像にメーカーごとの特徴が生まれます。一般的には新しいものを選んだ方がいいです。


カメラ選びとスマートフォン


では本題、カメラ選びという部分について。東京ディズニーリゾート内外で、一眼を手にして写真を撮る人も多いですがやはり一番多いのスマートフォンでの撮影です。そして一眼を使ってる人でもスマートフォンで撮影することもあると思います。要するに適材適所なのです。


例えば、シーのハーバーショーを綺麗に撮影したいのに、スマートフォンではかなり厳しいですし、気軽にアトラクションを巡りつつ思い出の写真を残したいというのに一眼では荷物になってしまう。


個人的には前記事で紹介したFZH1や、小型なのに高倍率ズームを搭載したTX2や発表されたばかりのRX100VIなんかがオールマイティでおすすめではありますが、やはりこだわりは人それぞれ。


そこで、スマホ代表iPhoneXをメインカメラで選ぶとしたらどうでしょう??

 

作例

 

ここからは実際の作例をいくつか

 

広角側

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望遠側
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一部街中や上海のパークが混ざってます

 

これらの写真は元々インストールされているカメラアプリではなくLightroomでRAW撮影してそれをアプリ内で現像したものです。

やはり、望遠側はセンサーサイズの影響かややノイズが入りやすいですが、それでも普段から持ち歩く機材としては充分な性能だと思います。

 

続いて動画

https://youtu.be/h102DmcX2tI

https://youtu.be/ftjYxT7Ti0A

https://youtu.be/oA4XGTWAFv8

 

こちらの動画はFiLMiC Proというアプリを購入して撮影しております。

これらの動画はカメラの上にスマートフォンを設置して同時撮影しているのですが、日中なんかはメインでも使えます。

 

ただ、唯一気になるのは4K60pで撮影した動画がMacを使用しても上手く出力できないのです。なので4K60pをメインで考えていなければ問題はないと思います。

 

最後に

 

iPhoneXだけでなく、ほとんどのスマートフォンは未だ完璧ではなく一眼やコンパクトカメラに劣ってしまいます。しかし、それ以上に普段使用するディバイスが高性能なカメラとしても使える事がメリットなのです。例えば日中ビデオカメラと同じように使用するためにはNDフィルターが必要だったりと実際は意外と面倒な面もあるのですが、そこを加味しても体験を思いっきり楽しめる事が最大の魅力だと思います。

長くなってしまったので今回はこの辺で。